アウトライナーに興味がある人なら聞いたことがあるだろうTreeというアプリが「Tree 2」にバージョンアップしました。

Treeというのはいわゆるアウトライナーで、他のアプリにはないもっとも大きな特徴は、下位項目を右横に展開して表示するという「ツリー表示」です。これがたまらなくイイのですよ。

使い方を説明すると長くなるので、今回はスクショも無しです。公式サイトを参照してください。

さて、このTree 2、見た目は以前のバージョンと同じなのだけれど、とても大きな変更が加えられていました。

Tree 2 ではタブの位置付けを変更し、項目を別タブ表示することに絞りました。これに伴い、一つのウインドウ内で複数書類を編集する機能を廃止しています。(公式サイトより引用)

これはどういうことかというと、

以前のTreeでは、複数のファイルを一つのウィンドウ内の別タブに表示できました。「タブ=ファイル」なわけです。昔作ったファイルを参照しながら新しいファイルを作ったり、複数のファイルを同時に編集したりといったことが、タブの切り替えだけで容易にできる。これはTreeの特徴の一つでした。

新しいTree 2ではこの機能を廃止し、「タブ=項目のクローズアップ」に変更されています。これは、Treeの使い方を根本から変える大きな変更だと思うのです。

例えば、読書メモをTreeで書いているとします。

1冊で1ファイルとしていた場合、関連する本の読書メモを全部いっぺんに開くと、それぞれがタブに表示されます。そうすると、ウィンドウを切り替えることなく、同ジャンルの研究書の読書メモを行き来することが可能で、これはすごく便利でした。

Tree 2では、ファイルは新規ウィンドウで開くため、上述のような使用感を得ることができません。5冊の本のメモを同時に見たい場合、5つのウィンドウが開いてしまい、なにげに面倒です。だから必然的に、同ジャンルのファイルを一つのファイルにまとめることになります。

そうすると何が起こるか?

① ファイルの数が減って管理しやすくなる
② 1ファイルの項目数が増える
③ リスト表示よりもツリー表示の方に利がある

つまり、これまでは何本もあった小さな木(tree)が一本の大きな樹になる、そういう感じがするのです。そして、この樹をもっともっと大きくしたいという欲が出てくる。

付け加えると、項目にクローズアップできるというのは、例えばプロジェクト管理などをTreeで行っている際にも大変便利です。これまでは、全ての項目をたたんだ後に見たい項目だけ展開する、というステップでしたが、Tree 2では、見たい項目を別タブで表示というワンステップになりました。しかも、複数の項目を同時にクローズアップできます。

このように実務上も便利になった今回のバージョンアップですが、それよりも私は、大樹を育てたいという欲望に駆られています。

アウトライナーを使っていると作業や考え事が捗るので、自分の頭が良くなったような錯覚を起こすことがよくあるのですが、もしかしたらTree 2は錯覚を現実にしてくれるかもしれませんね。

Tree公式サイト